私がなぜ、ノーファンデ主義にこだわるかというと、「肌の状態がよくなり美肌になる」「肌が衰えにくくなる」「塗る手間を省ける」「ファンデーションを買わないので節約になる」などの利点かおることはもちろん。何より素肌になることで、精神的な豊かさを感じて幸せになることが大事な点ではないかと思います。ネイルでもヘアでも、美容は人からキレイ、好印象に見られるためといった目的があります。ですが、私は自分自身がキレイで気分がよく、その日一日を快適に過ごせる精神面こそが大切だと思うのです。実は、25歳でノーファンデ主義に目覚めたものの、45歳になったついこのあいだまで、「ノーファンデは肌のため」が動機であって、幸せになるためたなんて思っていませんでした。ですから、ファンデーションを脱いではいたものの、広いおでこやきつい目などのコンプレックスを隠すために、濃いポイントメイクをガンガンしていました。ファンデーションは脱いでいても、全体の印象としては厚化粧に思われていたのです。ところが45歳になった今、かぶっていた仮面をすべて脱ぎ、肌も精神も素になったことで、本物のノーファンデ主義になったのです。もちろん、そこにたどりつくまでに、女としての葛藤があったことは否めませんが……。