見せ方のツボを心得た作品であれば表舞台に出やすい

2011.03.31

このように、ワッチミー・TVは投稿動画によるCGMなのですが、YouTubeと比べ、サイト展開の考え方は大きく異なります。YouTubeが「場所を提供するから、あとはユーザーに任せるね」という方針であるのに対し、こちらはサイト運営者側か中心になって盛り上げ、ユーザーを引っ張っていこうというものです。どちらかというと、Web2.O的な考え方が登場する以前の、いわばWebl.O的なサイト構築手法に近ものです。また、呼び水になるような編集部企画の動画コンテンツ制作に力を入れているせいか、ユーザー間のコミュニケーション機能はお世辞にも充実しているとは言えません。さすがに、現在の動画サイトとしてはお約束の、ブログなどへの貼付機能(エンベッド)は提供していますが、同じ考えや趣味の人が集まるコミュニティー機能といった、ワッチミー・TVユーザー間の横のつながりを広げるような仕組みは取り入れられていません。そういった意味では、YouTubeなどと比較して生粋のWeb.O型CGMサイトの色が薄いワッチミー・TVですが、逆に考えると運営者側かサイトのあり方に深く関わっているということで、プロやセミプロはもちろん、手間をかけて丁寧に作られた投稿作品であれば、編集部の目にとまって拾い上げてくれる可能性が高いと言えます。ワッチミー・TVのトップページには「編集部ピックアップ映像」という領域があり、そこにはセミプロっぽい人が作った映像(常にではありませんが)や、凝った素人作品などが並んでいます。そして、それら動画の個別ページには、別に用意された作者のサイトにリンクが張られているものも多く見受けられます。つまり、コンテンツクリエイターがワッチミー・TVを自身のサイトや自作品のプロモーションの場として利用することも可能なのです。言い方を変えれば、YouTubeのような、人気作品の決定に「タグ」や「視聴者評価」といったコミュニティー作用を重視しているサイトに比べ、ワッチミー・TVの方が編集者の人手が介在しているため、見せ方のツボを心得たクリエイターの作品であれば、トップページの表舞台に出てくる可能性が高いというわけです。動画投稿サイトを、作品を発表する場や自身のプロモーションの場として考えた場合、サイトの特性を見極めながら使い分けるのも一つの方法です。
[参考情報]
ネットショップ構築ガイド

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