皆さんはパールを冠婚葬祭の定番としてしか使えないジュエリーと思っていませんか?それはパール=プレーンな一連のネックレスという先入観からで、誰がつけても同じようになってしまう、面白みのないコンサバティブなものと受け止めているからではないでしょうか。私はパールのネックレスというと、マリリン・モンローとジャクリーン・ケネディの違いを思い浮かべます。その昔マリリン・モンローは、ショー・ディマジオとの新婚旅行で日本に来日しました。そのとき、彼から贈られたのが、パールで当時から世界に名を馳せていたブランドのネックレスです。デザインは一連ネックレスで彼女のセクシーなデコルテにぴったりと沿うタイプ。彼女のトレードマークである胸元が大きくV開きになったワンピースにそのネックレスをした写真を目にする機会があったのですが、丸みを帯びたグラマラスボディと艶やかに光るパールの新鮮なコンビネーションが印象的でした。そのネックレスは後年、「モンローが愛したネックレス」として復刻版が発売され、私は楕円形のレザーケースに収められたそのネックレスを見て、「なんてセクシーなパールなんだろう」。と感動したのを覚えています。一方、ジャクリーン・ケネデイはノースリーブのシンプルなタンクワンピースに、三連のパールネックレスのイメージです。こちらはフェイクパールのボリュームをたっぷり楽しんでいるような着こなし。彼女はふくよかなマリリン・モンローとは違って、骨ばった体型です。シンプルな一連では確かに寂しい印象になってしまったのでしょう。ひと言にパールのネックレスといっても、似合うタイプは人それぞれ。自分の体型や服のテイストにあったものを選べば、個性を際立たせてくれるアイテムなのです。