私が考える「魅せる姿」とは、まず、動きが美しいこと。そして、身体の各所に表情がある姿です。もちろん、スタイルはよいに越したことはありませんが、表現が豊かな身体は、それだけで魅力的です。動きが美しい身体に共通することは、なめらかな体重移動ができることです。立っている姿は、身体の中心からすっと引き上げられて、まるで重力がかかっていないような印象すら与えます。歩いている姿は、身体の前面がまっすぐに伸びていて、上下にブレることなく水の上を滑るように動いていきます。また、座っている姿にほればれする人は、けっして骨盤の上部を後ろに倒していません。あるいはまた、手の動きがエレガントな人の話には、誰でも引き込まれてしまうと思います。こういう人の手の動きを観察していると、手首や手のひらだけでなく、腕の付け根からコントロールしているのに気づきます。
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