全国の電器屋さんに置いてある二次電池の回収ボックスから、小名浜製錬所に集まってきます。充電式電池も、色・形とりどり。プラスチックケースに入ったパック電池もあります。まず、破砕機でプラスチックケースを破砕し、電池をキルンに入れて1000℃で4時間ほど焼きます。このあいたに、カドミウムは揮発して抜けていきます。これを回収し、別工場へ運んでカドミウム地金に。「そのカドミウムは?」「ふたたび電池に使われます」「電池に使われるカドミウムのリ・サイクル(ふたたび回す=循環)はできるのですね」カドミウムが出たあとの鉄とニッケルは鉄鋼メーカーに販売しています。「いちばん困っていることは?」「ニカド電池以外のものが混ざっていることです。キルンが傷むのです。それと、リサイクル前にパッケージを外す作業が、手間やコストがかかって困ります。そして何より、もっともっと回収しないと80%は捨てられているのですから」つまり、電池メーカーさんは、使用済みはリサイクルしてもらうことを念頭に作ってほしい。そして使い手である私たちは、ちゃんと表示を確かめて回収ボックスに入れること。これまで回収に出していなかった人は、きちんと出すこと。それが大切なのですね。意識啓発のほかにも、回収率を上げるくふうができそうです、たとえば、私も近くの電器屋さんに回収ボックスがあることは知っていますが、何も買わないのに、ポトンと電池を入れるだけでは行きにくい。コンビニやスーパー、小学校や中学校にも置いたらどうでしょう?