デザイナーからお金をもらっていない時

2011.06.06

デザイナーからお金をもらっていない時でも、セレブはリースのマネキンとして着飾っている。実習生時代にクリントン大統領との不倫関係をセクシャルハラスメントとして告発、世界のトップニュースになった。大統領の釈明に使われた「不適切な関係」は、流行語になったほど。その後、暴露本の出版、女優デビュー、そしてネットービジネス「ザーリアルーモニカーインクードットーコム」を立ち上げ、ハンドバッグのデザイン・販売を手がけ、マルチな才能(?)をアピールしている。ハイデイーフライスハリウッドの高級売春組織の元締めとして、「ハリウッドーマダム」の異名をとる。世界の顧客に一晩で最高一万ドルで売春婦を斡旋。九三年の覚醒剤一斉摘発で逮捕されたが、あえなく釈放。九五年には俳優トムーサイズモアと婚約、破局した。毎年何百万ドル分もの服をセレブや社交家、エディターにただで配る。そうやって、彼女たちが着ているところを大衆が見てくれたり、カメラマンが撮ってくれたりするのを期待しているのだ。こうして実生活でのプロダクトープレイスメントの一形態が生まれた。ヴェールを被った広告の中でも、最高に洗練された形である。こうした仕組みは、みんなに好都合だ。デザイナーはセレブに服をプレゼントする。セレブは人前でそれを着る。